NLPトレーナー、NLPを学んでいるみなさんへ
型の背後に本質がある
NLP創始者のリチャード・バンドラーとジョン・グリンダー、
彼らの初期の著作『リフレーミング』(星和出版)を読んだことはあるでしょうか?
この本はバンドラーとグリンダーによるセミナーを文字起こししたものです。
これを読むと、彼らがNLPワークを駆使して、
セミナー参加者を相手に
切れ味鋭い効果的なデモンストレーションを展開している様子が
よくわかります。
彼らのワークが抜群にうまいのは
ワークの「本質」を正確に理解しているからです。
バンドラーとグリンダーが自身で作ったワークですから、
当然、どんなとき、どんな相手に、どんなワークを使えばいいのかを
完全にわかっているのです。
ところが、創始者ではない私たちが
なんのガイドもなくNLPワークの本質をつかむには、
相当数、ワークを繰り返す必要があります。
大量のワークを行ううちに、徐々に本質が見えてくるわけです。
めんたねではちょうどその本質にあたる部分を、
NLPとは違った視点、角度から説明し、練習します。
それが、めんたねのワークショップに参加しているNLPerに
NLPワーク技術の急激な向上や、
NLPワークの背後にある本質の発見をもたらすそうです。
そういった報告を多数受けています。
ではNLPワークにおける「本質」とはなんでしょうか?
それを確認するために、
たとえばNLPの一技法「6段階リフレーミング」を例に挙げて、
みなさんに質問してみましょう。
- なぜ「6段階リフレーミング」があのような形でマニュアル化されているか、説明ができますか?
- そもそも「パート」とはなんですか?
- 「パート」は本当に存在するのですか?
- もし「パート」が本当は存在しないとしたら、わざわざ存在しない「パート」という概念を持ち出す理由は何ですか?
- 「パートの声が聞こえません」とクライアントから言われたらどうしますか?
- もしも、「パート」概念を理解せず、受け入れない抵抗の強いクライアントが目の前にいたとして、その「パート」概念を利用せずに6段階リフレーミング同様の効果を出そうとすれば、「パート」概念を利用する代わりに何をどう使いますか?
- 「6段階リフレーミング」と「催眠トランス」との間にはどのような関係がありますか?
- 「6段階リフレーミング」のプロセス中、暗示はどこで使われていますか?
- 暗示の効果を高める要素はなんですか?
- 暗示の効果を高める要素を踏まえたうえで「6段階リフレーミング」を行うとしたら、どのような点に注意配慮して行えばいいですか?
- その際、声のトーンや表情の変化について何を意識してどう使い分ければいいですか?
- 無意識は全てをうまくやってくれるはずなのに、エコロジーチェックをかけるのはなぜですか?
もちろん、上記の質問に全て答えられる必要はありません。
ただ、これが本質です。
本質を理解し、それを踏まえたうえでワークを行えば、
ワークの切れ味は格段に上がるでしょう。
そう。バンドラーやグリンダーと同レベルのワークを行うことができます。
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